神戸市垂水区/To様邸
2009/12竣工


軒庇を深くとり、
濡れ縁を設けた和の外観。


白い漆喰に映えるいぶし瓦や
玄関正面に貼った焼杉等も「和」ならではの
落ち着いた表情をつくります。
プランニングについて
ゆったりとした南東の角地をお持ちだったTo様。北面は、なだらかな傾斜の緑地が広がる条件の良い敷地でした。緑地の景色を効果的に取り入れながら、ご要望を上手くまとめる為にプランの検討を重ねました。外観は、いぶしの和瓦と真白のヨーロッパ漆喰塗りにアクセントを添える焼杉貼り、木の質感を活かしながら濃茶の塗装仕上げで統一感を持たせた和のスタイルです。趣のある和の雰囲気に、違和感無く洋のテイストを織り交ぜる為に、素材とデザインには最も気を使いながら室内をコーディネートしていきました。完成したTo様邸は、吹き抜けを通して2階はオープンスペースの為、コンパクトなプランながらも開放感に溢れています。今までにないスタイルのお家で造作部分も多かった為、大工さんとも入念な打合せをしながら進めていきました。
To様のご要望
・凹凸の無い、軒を深くした和の外観にしたい。本物の焼杉にこだわりたい、
・広い玄関土間を三和土仕上げにしたい。
・縁側又は濡れ縁が欲しい。
・浴室は板貼りにしたい。
・畳ベットに腰を掛けて作業できるようなカウンター兼テレビ台を造り付けにしたい。
・天井を斜めにして板や構造材を見せて欲しい。
・仕切りをできるだけ作らずに空間をつなげたい。
・「和」に「洋」の要素をうまく織り交ぜた空間にしてほしい。・・・など
玄関土間からつながるキッチンスペース。背面収納もキッチンと同じ面材で造り付けました。カウンターを照らす切り子硝子の照明は、和の空間にも調和するデザインです。 多目的に使える広い土間は三和土の風合いを持つ仕上げ。落ち着いた色目の木製玄関引戸と葦の天井材が真白な漆喰に一際映える空間です。
梁をダイナミックに見せた2階のホール。間仕切りを出来る限り少なくし、手摺もスリット状にすることで空間に広がりを持たせています。 青森ヒバを貼った香り豊かな浴室。高級人造大理石の浴槽・ドイツの水栓など上質な素材を使ってコーディネートしました。
土間につながる和室。節無しの桧やじゅらく壁、無農薬のい草などこだわりの素材をふんだんに使った空間です。丸窓や葦の天井などモダンな雰囲気も取り入れました。 畳下に引き出し収納を設けた畳ベット。畳に腰を掛けて作業できる机を造り付け、吹き抜けに面した障子窓を付けました。

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