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合理的な健康配慮をしよう |
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健康に配慮した住まい造りには、まず、家族の健康状態に応じた対策を考えることが大切です。家族の中で、一番デリケートな人は誰か、最も症状が重いと思われる人に焦点をあててシックハウス対策を考えることが大切です。厚生労働省が、室内濃度指針値(ガイドライン値)を定めている有害化学物質の濃度は、健康な大人を対象にして設定しています。シックハウスが法律で規制され、ホルムアルデヒドの使用が制限されても、それはデリケートな大人や、子供を対象に設定したものではありません。

「法規制を守った家」でも、「シックハウス症状が起こったり」「アトピー・アレルギーが悪化する」可能性は残されているのです。家族の誰を基準にして「健康配慮」を考えるかを決定した後、限られた予算の中で、合理的なシックハウス対策をするためには、優先順位の高い順に対策を考えていくことが大切です。そしてその優先順位は次の順番を参考にして下さい。 |
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部屋毎の優先順位を考えよう
(デリケートな方が過ごす時間の長い順番を基本に) |
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1.寝室 2.LDK 3.廊下・ホール・階段
4.洗面室・トイレ・浴室 |
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使用建材の優先順位を考えよう
(室内への空気環境の影響が大きい順番に考えましょう) |
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1.壁・天井の仕上げ材(クロス、塗り壁など)
2.床の仕上げ材(フローリング、畳など) 3.のり・接着剤、塗料 4.建具・家具・床下使用薬剤
5.内装下地材(合板、断熱材、構造材など) |
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対策をするべき有害化学物質の優先順位を考えよう
(規制された物質以外の対策も大切) |
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1.ホルムアルデヒド(接着剤など) 2.トルエン、キシレン、エチルベンゼン(塗料、接着剤など)
3.可塑剤、難燃剤(ビニルクロスなど)、有機系防腐・防カビ剤(木材など)、スチレン |
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住まい方でもシックハウスは起こる |
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健康に配慮して住宅を作っても、住まい方の間違いによってシックハウスは起こります。家具、家電、カーテンから揮発する有害化学物質、煮炊き・洗濯・洗濯物の部屋干し・入浴による湿気、殺虫剤・防虫剤・芳香剤等から揮発する有害化学物質、暖房器具の燃焼ガスや湿気、間違った過湿器の使用、etc。
 特に注意していただきたいのが、殺虫剤や防虫剤です。ハエや蚊に吹き付ける殺虫剤は「ハエや蚊に直撃」しているのではなく、「ハエや蚊が吸っている空気」の周囲全てを汚染しているのです。汚染された空気は長時間漂い、室内にいる自分も家族も皆吸うことになります。
 人間はハエや蚊より体力があるので、直ぐに死にませんが、大量に吸えば命を落とします。成分は畑で使う農薬と同じですが、家庭用殺虫剤として使う場合は規制されないので、有害なものでも簡単にスーパーなどで買えるのです。これは日本の法律の「用途別規制」の欠陥です。法律は家族の健康を守ってくれません。自分で知識を吸収して「家族の健康は自分で守る」以外にないのです。
 室内空気を汚染するものが、全て「シックハウスの原因」となりますので、家族が吸ってる室内空気を汚染しないこと、換気を心がけること等が住まい方における注意事項です。

便利で快適な生活が送れる現代ではありますが、世の中にあふれている有害なものを自分の目で見分けないと、自分や家族が安心して安全に暮らすことができません。忙しいから調査も勉強もできないと投げ出さず、最低限の知識があったほうが健康に生活できます。少しずつ勉強していきましょう。 |