神戸市東灘区のI様邸では大工さんが断熱・気密の施工を行いました。
![高性能グラスウール施工](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2023/09/b1bd5c214704a6daca71f45a15fbb658.jpg)
壁には高性能グラスウールの中でも
より密度が高く高性能な断熱材を
柱の間に充填しています。
隙間なく入れる事で
計算通りの性能を発揮します。
逆に言うと隙間が出来ると
性能は落ちてしまいます。
その為、大工さんの丁寧な
施工が欠かせません。
仕事に追われて
少しでも早く仕上げないと
日当にならない建売住宅の
大工さんは全員とは言いませんが
とにかく早く適当な施工になるのは
必然と言えます。
それをチェックする立場の
現場監督や設計監理者は
さらに仕事に追われて
ろくに管理など行わず
職人さん任せの現場ばかりだと言う
大工さん達の話をよく聞きます。
壁や天井が仕上がれば
見えなくなる内部の作業は
それほど重視されないのが現状です。
他でも言える事ですが
見えない部分にこそ
本当の価値があるのですが・・
設計上の計算や使う物だけで
判断するのは危険だと私は思います。
![防湿気密シートの施工](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2023/09/9040d20314136478a5092e80e6445be2.jpg)
高性能グラスウール断熱材の
充填を行った後、別張りで
防湿気密シートを施工しました。
透明なのでわかりにくいですが
湿気を通さないように
防湿と気密を兼ねたシートを
隙間なく貼っています。
同時にコンセントやスイッチの
気密ボックスや気密テープを
施工して気密性を高めています。
![可変気密シートの施工](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2023/09/ea2aabd6aba3939c37a54ced5a3beb54.jpg)
屋根裏の空間には可変気密シートと言う
特殊な気密シートを施工しています。
と言うのも屋根裏は夏に
最も厳しい条件になります。
その時に小屋裏エアコンで冷やすことで
屋根との温度差が大きくなる。
そこで夏型結露と呼ばれる
現象のリスクが高まります。
それを防ぐためにシートの外側の
湿気を室内に逃がしてくれる
特殊な構造のシートを使用しています。
![通気ラス施工](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2023/09/73bfb8fa6d1917ef66dacaf12bd85526.jpg)
外部では通気胴縁の上からラス屋さんが
通気ラス(金網)の施工を行いました。
耐久性と防錆性に優れた
ラスを使用しています。
![モルタル下塗り](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2023/09/622ddd8eb41880f544d1686477ee40b3.jpg)
その後、通気ラスの上から
左官屋さんがモルタルの
下塗りを行いました。
よく乾かしてから
モルタルの上塗りを行う予定です。