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廻り階段の造作工事

神戸市垂水区のKA様邸では内部の造作工事が進んでいます。

バレエスタジオの床下地

以前にご紹介したバレエスタジオの床下地ですが
もう一枚パーティクルボードを重ねました。
合板の時よりも少し固まりましたので
この上からバレエ用のリノリウムを貼る予定です。

バレエスタジオ下地ボード

スタジオの壁や天井の
下地ボードも貼り終えました。

予定よりも大工さんの工事が
手間取っているため
スタジオ部分から内装工事も
追っかけて施工を行っています。

階段材の加工

手間の掛かる作業として
少し複雑な廻り階段の造作があります。

現場で原寸の図を書きながら
大工さんが加工を行っていきます。

階段下地造作

階段の段板を支える為の
下地を壁に施工していきますが
これも計算をしたり
印を付けながらしっかりと
留め付けていく必要があります。

廻り階段造作

KA様邸の階段は
単純な廻り階段ではなく
さらに90度廻る必要があります。
しかも壁からの寸法も
一部異なる部分がある為
見た目以上に難しい。

設計段階でも非常に悩み
高さや段数などから構造まで
考えるのが難しかったです。

そんな階段は現場での造作がより難しく
ミスが許されない加工は
大工さんの腕がないとできません。

階段造作

その階段が2ヵ所もある為
普段から造作階段に慣れている
大工さんもかなり手間が掛かっていました。

廻り階段造作2

階段の回り方が違い
段数も違うため
同じように加工すれば
良いわけでもありません。

出来上がってみると
違和感なく上がれる階段は
苦労して作ってもらった
甲斐がありました。

階段の造作が終わると
大工さんは休む間もなく
スタジオの造作収納や
建具枠などの施工を行い
1階をほぼ仕上げてくれました。

その後ろを追いかけるように
木部の塗装やクロス屋さんが
パテ処理を行っています。

大工さんはもうひと踏ん張り
2階の造作工事を進めてくれてます。