神戸市垂水区のF様邸では内装工事や器具付けがほぼ終わり、床の養生を外してハウスクリーニングを行いました。

洗面化粧台の側面に木製ガラス枠を取り付けました。
建具屋さんが造作した木格子にガラスを入れています。
洗面の木製ブラケット照明とも一体感のある
仕上がりになりました。

キッチンシンク横には洗面台の前壁と同じ
無垢の羽目板を貼って淡い色目の塗装を行いました。
真鍮製のブラケット照明と六角形の真鍮スイッチの
相性も良い感じです。

キッチンへの入り口にはアールの垂れ壁を造作し
左官屋さんがヨーロッパ漆喰で仕上げています。
独特の質感と滑らかな仕上がりは残念ながら
写真ではわかりません。

階段下にもアールの垂れ壁を造作しています。
こちらは綺麗な半丸のようなデザインです。
階段の木製スリット手摺も塗装が終わり
木の状態からより洗練された印象に
大きく変わりました。

設備屋さんはトイレや洗面水栓や排水など
地味な作業が多いですが大事な作業を行っています。
1階トイレはロータンク式のトイレを設置しています。
タンクレストイレの方がデザイン性や機能性は高いですが
コストも倍以上するものが多いです。
初期費用だけが高く、長持ちするならお薦めするのですが
機能部の寿命は10年から持って15年程度で
その際にもタンクタイプのトイレ全体を交換する以上の
コストが掛かってしまいます。
もちろん、それを知った上で選ばれる場合は
構わないのですが、ただ営業トークや見た目だけで
選ばれると将来、後悔することになるかもしれません。
そんな事がないようにお伝えしています。
(タンクレスを選んで頂いた方がメーカーや工務店にとっては儲かるので、わざわざデメリットを伝えないのが一般的です。)

2階ホールの小上がり畳コーナーに
畳の施工も終わりました。
床の色と馴染むベージュ色で
ヘリ無しのすっきりしたコーナーです。
畳下に引出し収納を造作していますので
収納量も確保できました。
おこもり感がありながら家族とのつながりを
感じられる貴重な空間です。
内部はもう少し作業が残っていますが
明日から外構工事も始まる予定です。