神戸市垂水区のＡ様邸では大工さんの造作がひとまず終わり、内装工事を進めています。
ニッチには下板にもオーク材を使っています。
他にも巾木や壁の見切り材なども木ですので
場所によって色を使った塗装を施したり
クリアオイルを塗っています。
木部の塗装が終わると次にクロス屋さんが
壁紙を貼る作業です。
壁紙を貼る前にまずは石膏ボードの継ぎ目やビス頭を
パテで埋めて、サンドペーパーで削る作業を
平滑な面になるまで繰り返します。
この下地処理の段階で仕上げの善し悪しが決まる為
クロス屋さんの腕の差が出る部分です。
ただ慣れているとは言え、地味な作業を
繰り返すのは根気がいります。
下地処理が終わってから
紙クロスを貼っていきました。
紙クロスは貼り方にコツが必要で
慣れていないと隙間が出たりします。
いつもお願いする職人さんは
慣れた手つきで手早く仕上げていきます。
壁紙を貼り終えるともう一度
塗装屋さんが現場に入り
床や壁全面を塗装していきます。
この塗装も職人さんによって
ムラや仕上がりの質感に差が出ます。
ずっとお願いしている職人さんの
施工は安心して任せられます。
紙クロスの上に塗装をする仕上げは
一般的ではありませんが
ビニールクロスのように端がめくれてきたり
張り替える必要がありません。
汚れても上から何度も塗り重ねる事ができ
一面だけ色を変えてアクセントにしたり
DIYで模様替えも可能です。
将来、ゴミを極力出さない
若しくは処分に困らない仕上げを
基本的な仕様とさせて頂いております。
内装の仕上げとしてキッチンの横壁に
ボーダータイルを貼りました。
焼き物ならではの均一ではない
色やサイズは独特の質感に仕上がります。
オープンなキッチンにはインテリアの
さりげないアクセントとしても
重宝する仕上げです。
この後、漆喰塗りの仕上げや
造作建具などの施工を行う予定です。