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木製サッシと構造検査

淡路市のM様邸では中間検査や瑕疵保険の検査が終わりました。

瑕疵保険検査

中間検査では主に法律的なチェックを
瑕疵保険の検査では構造的に大事な部分を
中心にチェックして頂いてます。

釘の太さや間隔、ビスの長さや本数など
細かい事から大事な構造金物まで
非常に多くのチェック項目を確認しています。

釘の間隔で少し指摘がありましたが
その場で大工さんが是正して無事合格に。

ホールダウン金物

基礎と柱を強固につなぐホールダウン金物は
とても大事な構造金物になります。

筋違金物

バッテンに入った筋違もしっかりと金物で
柱と緊結した上で柱と梁も金物で接合します。
他にも梁同士をつなぐ火打ち金物や
平金物など数百の構造金物を取り付けます。
これらは全て構造計算で必要な耐力を出して
決まった金物を大工さんが確認して施工しています。

木製サッシ

検査が終わると窓の取り付けを行いました。
写真ではわかりにくいですが
一部に木製サッシを使用しています。
木製サッシは北欧で使われるような
高性能な窓でガラスはトリプルガラスです。

性能だけでなく、デザイン性と
木の仕上げが人気の窓になります。
ただコストが掛かるため
部分的に採用されることが多いです。

樹脂サッシ

木製サッシ以外の窓は樹脂サッシになります。
これもほとんどがトリプルガラスを使用。
性能面では十分に高性能で
窓からの熱の出入りを最小限にします。

屋根ファイバーグラスシングル葺き

大工さんの作業と並行して屋根に
ファイバーグラスシングルを葺きました。
独特の色ムラや質感が大きな面積の
平屋の屋根に映える仕上がりです。

外付加フェノールフォーム断熱

大工さんは窓の取り付けが終わると
外壁に付加断熱材を施工しました。
厚みを抑える為に非常に性能が高い
フェノールフォーム断熱材を使用しています。
この外張り断熱材が60mmあり
これだけでも一般的な省エネ住宅の
壁の熱抵抗値を上回る性能になります。
ZEH基準の住宅ならこの外張り断熱だけで
十分クリアするレベルです。

もちろん付加断熱と言うくらいですので
壁の間にも隙間なく断熱材を充填します。

透湿防水シート

付加断熱材の施工後、その上から
透湿防水シートを貼りました。
このシートは水蒸気などの湿気は通しますが
水などの大きな粒子は通さない
特殊な構造の防水シートになります。

先週末にシートの施工が完了していますので
断熱材などは雨に濡らすこともありませんでした。

この後も天気を見ながら
外の作業を進めていく予定です。