今日は芦屋市のMT様邸で棟上げを行いました。

上棟に先立って、大工さんは土台敷きを行いました。
国産ヒノキの土台を基礎から出た
アンカーボルトで緊結していきます。
この際に基礎との間にパッキン材を入れて
空気を通す所と通さない所を分けています。

土台の上に床下地板を貼りました。
柱や間柱の部分には欠きこみを入れて
あとで柱などを土台に留めていきます。
このあと上棟時の材料を搬入して
シートで全面を覆って養生を行い
外部の仮設足場を組んで
上棟準備は完了しました。

そして今日の朝、1階の柱を立てる
作業から始まりました。
桧の柱を記号の位置に1本1本立てます。

柱の上に梁と呼ばれる横に渡す材を
組んでいき、井桁の下地を完成させます。

梁の上に2階の床下地となる合板を
並べていき、釘で留めていきます。

2階の柱も同じく全て立て終えてから
その上に小屋梁と呼ばれる
横の材を組んでいきました。

小屋梁の上に小屋束と呼ばれる
柱のような役割の材を立てていき
その上に母屋と呼ばれる
横の材を納めていきます。
この母屋の一番高い位置にある材を
棟木と呼び、その棟木を納める事を
棟上げと言います。
MT様邸も昼には無事に棟が上がりました。

昼からも屋根の下地を組む作業を進めました。
垂木と呼ばれる屋根を支える桟を
等間隔に並べて1本1本、長いビスで
留め付けていきます。

その上に屋根下地板を並べていき
決まった間隔で釘止めしていきます。
ここまでが大工さん達の今日の予定作業で
無事に完了することが出来ました。

その後、屋根屋さんが現場に駆けつけて
屋根の防水シートを施工しました。
ここまでが1日の作業になります。
今日は天気に恵まれ、暑い1日になりましたが
順調に予定通り作業を進めてくれた
大工さん達には本当に感謝です。
またMT様ご家族にもお越し頂き
見学して頂けたのが何よりでした。
MT様、本日は上棟おめでとうございます。
これからは徐々に現場が進んでいきますので
その進捗もお楽しみください。