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外張り付加断熱と高性能グラスウール充填断熱

芦屋市のMT様邸では外部の作業が進んでいます。

外張り付加断熱

外壁の構造用面材の上から
フェノールフォーム断熱材を貼りました。
この断熱材はあくまで付加断熱として
壁の断熱を強化するために貼っています。
厚みが薄くても性能を高める為に
高性能なフェノールフォームで
45mmの断熱強化になります。

透湿防水シート

付加断熱を行った後は
断熱材を濡らさないように
すぐに防水シートを貼りました。
このシートは透湿防水シートと言って
その名の通り湿気は通しますが
水は通さない特殊なシートになります。
これで外部から水が浸入する
心配がなくなりました。

通気胴縁施工

透湿防水シートの上から通気胴縁と呼ばれる
木の桟を留めています。
この通気胴縁の間を暖められた空気が
上昇気流で上がっていき
屋根裏の空間につながって
屋根の一番高い棟部分にある
棟換気部材から排出されます。
外張り断熱用の専用のビスを使って
外壁の重さに耐えられるような
ビスの間隔で留めています。

高性能グラスウール断熱施工

壁の柱間には高性能グラスウール断熱材を
隙間なく充填しています。
より高密度なグラスウール断熱材を使う事で
垂れ下がったり、ずれ落ちることもありません。

別張り気密シート

グラスウール断熱材を充填し終えてから
別張りで防湿気密シートを貼っています。
一般的には気密シートが一体になった
グラスウール断熱材を使用される事が多いようですが
別張りにすることで気密ラインが連続させやすく
気密性能を高めることができます。
コンセントなどには専用の気密部材を使って
気密テープで処理することで
壁の中への湿気の浸入も防ぎます。

現場では軒天など外部の作業を終えてから
ラス張りなどを行う予定です。