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オーク3層フローリングと気密測定

淡路市のM様邸では大工さんの造作工事が進んでいます。

高性能グラスウール充填断熱

M様邸でも高性能グラスウール断熱材を
壁の間に隙間なく充填しています。

防湿気密シート貼り

高性能グラスウール断熱材を充填した後
防湿気密シートを別張り施工しました。
この写真の白い断熱材が見える部分は
梁材がある部分で、断熱材に比べると
性能が低くなるため、それを補強する為と
木部を防火被覆する意味で施工しています。
また見えにくいですが、窓と下地材の間にある
数mmの隙間にも大工さんが丁寧に断熱材を
入れてくれています。

このように見えなくなる部分で
細かい作業を行っている会社は
どれほどあるのか疑問です。
と言うのも最近、いろんな工務店に
出入りしている業者さんなどの話を
聞く機会があったので
現場を見ながら話しをしていると
ここまでやっている会社は見たことが
無いとのことでした。

もちろん私たちも意味のない事には
手間を掛けたくありませんので
簡略化できる部分はしています。
しかし、高性能になればなるほど
断熱性が弱い部分が際立ってしまい
このような熱橋と呼ばれる部分からの
熱損失が大きくなってしまいます。
それを防ぐために意味のある作業と言えます。

オーク3層フローリング貼り

防湿気密シートを貼り終えてから
そのシートを抑えるように床の
オーク3層フローリングを貼りました。
いつもながら綺麗な木目のフローリングです。

下地石膏ボード貼り

オークフローリングを貼り終えると
天井と壁に下地石膏ボードを貼っていきます。
必要な部分に耐水ボードや化粧ボードなどを
貼り分けています。

気密測定

石膏ボードをある程度、貼った段階で
気密測定を行いました。
専用の測定器を使って家の中の空気を排出して
圧力差から家の中の隙間を計測します。

気密測定結果

少し見えにくいですが
相当隙間面積C=0.1cm2/m2と言う結果でした。
最初の測定で測定不能の結果が出たため
高気密の測定モードで再測定を行いました。
結果を見て大工さんがホッとする様子が
とても印象的でした。

M様邸では久しぶりに床断熱を行っている為
少し数値が読めなかったのですが
その分、大工さんだけでなく電気屋さんや
設備屋さんにも注意を促していました。
C値は小さいに越したことはないのですが
別に0.1を目指しているわけではありません。
それよりも断熱材の丁寧な施工や
上で紹介した熱橋をなくす作業の方が
大事だと考えています。

いずれにしても暑い中、丁寧な施工を行ってくれる
大工さんや電気屋さん、設備屋さんには本当に感謝です。

外壁モルタル塗り

外部では左官屋さんが2回目の
モルタル塗りを行ました。
その後、シゴキ塗りと言う薄塗りも行って
表面を滑らかに仕上げています。

養生期間を空けてから吹付け仕上げを行う予定です。