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木製スリット手すりと造作ソファ

明石市のF様邸では造作工事がほぼ終わりました。

2階ホール木製スリット手摺

2階のホールにはオーク材を使って
木製スリット手すりを造作しています。
木格子はシンプルな角材を使用することで
少しシャープな雰囲気に。
またスリット手すりは視線が抜けて
光や空気の循環を妨げません。
特に空調計画にあたって
家全体の冷暖房を考える際に
上下の空気循環が重要になります。
そこで、形状とデザインを考えて
このような木製スリット格子の
手すりを採用しています。
一見すると何の変哲もない手すりですが、
高さや材質、格子の太さや間隔など
さまざまな要素を考慮したうえで、
さらに大工さんの確かな技術が求められる造作です。

造作ソファ

リビングには造作ソファの下地として
集成材を使って現場製作しています。
この造作ソファのサイズも
座面や背もたれのクッションを含めて
いろいろと検討を重ねました。
どこでも造作ソファにできるわけではなく、
このように良い溜まりとなるスペースだからこそ、
造作ソファによって空間を有効に活用できます。
ですので、設計の初期段階で家具や造作を
考えておくことが大事です。

勾配天井オーク板張り

またリビングは勾配天井にして
オークの板を貼りました。
木の質感を活かし、解放感のある
上質な空間に仕上げています。

木製造作カウンター

先日ご紹介した木製キャビネットの横に
タモ幅ハギ材のカウンターを設えました。
隙間なく納まり、空間全体の統一感を大切にした
木の色や質感は造作ならではの仕上がりです。

ひとまず大工さんの造作が終わって
塗装屋さんがカウンターなどの
木部に塗装を行っています。