BLOG

木製スケルトン階段と気密測定

神戸市須磨区のS様邸では大工さんの造作工事が進んでいます。

オーク3層フローリング貼り

断熱・気密工事を終えた後
床のオーク3層フローリングを施工しました。
いつも通り節が少なく、色合いも安定している
オーク材は空間を落ち着いた雰囲気に整えてくれます。
3層に無垢材を重ね、それぞれの繊維方向を
縦横に組み合わせることで
無垢材特有の伸縮を抑えて
目地が広がったり反るのを抑えます。

また、杉などの針葉樹に比べて
オーク材は堅い樹種ですので
表面に傷がつきにくいのも特徴です。
その反面、杉などに比べると
温かさを感じにくいですが
合板フロアやシートが貼られたフロアよりも
やはり温かく感じます。
ですので、特に付加断熱を行った施主様の中には
冬でも裸足で過ごされている方が
何組かいらっしゃいます。

木製スケルトン階段

続けて大工さんは壁や天井の
下地となる石膏ボード張りを進めて、
造作階段の施工も行いました。

S様邸の階段は、木製の側板を
使用したスケルトン階段です。
視線が抜けるデザインのため
空間に解放感が生れますが
この階段も途中で壁と取り合う納まりとなるため、
精度の高い施工が求められました。

オーダーした階段の側板に
上の階段がぴったりと合うように
下地を加工して納めています。
難しい納まりでも正確に、
美しく仕上げてくれる
大工さんの存在は本当に心強いものです。

木製スリット手すり

その階段を上がった2階ホール部分には
木製のスリット手すりを造作しています。
これも無垢材を使用しているため、
既製品のように簡単には納まらず、
大工さんによる細かな手加工が必要になります。

このスリット手すりは、空間に明るさや
開放感をもたらすだけでなく
空気循環を促す役割も担います。
見た目のデザイン性と機能性を兼ね備えており、
手間をかけるだけの価値がある造作です。

気密測定

少し遅くなりましたが
気密測定も行いました。
専用の測定器を使って
家の中を負圧にしていき
空気の流入量から建物内の隙間を測ります。

気密測定結果

その測定結果ですが
C=0.1cm2/m2と超高気密な数値がでました。

ただ今回、最初の測定ではC値0.3に近い結果でした。
決して悪い数値ではありませんが
今までの経験や建物形状を考えると
もう少し良い結果が出ると予想していました。
そこで、どこに原因があるのかを現場で探ってみることに。
その結果、玄関ドアから思った以上に
空気の流れを感じたため、ドア周りを
一時的に目張りして再測定を行いました。
その結果が、写真の数値です。

玄関ドアについては、調整である程度の改善は
見込めると思いますが、構造的な問題もあるようなので、
メーカーに意見を伝えてみようと思っています。
というのも、この玄関ドアは超断熱をうたっているので、
気密性も少し考えてもらいたいと考えているためです。

いずれにしても大工さんをはじめ
職人さん達の丁寧な施工が証明されて何よりです。

モルタル上塗り

外部では外壁モルタルの上塗りを施工しました。
グラスファイバーメッシュを全面に伏せこみ
コテで押えて仕上げます。
さらにこの上からシゴキ材を使って
表面を平滑に仕上げて
ようやく下地の完成です。

このあと、乾かすために養生期間を空けてから
吹付け仕上げを行う予定です。