神戸市須磨区のS様邸では大工さんの造作工事がほぼ終わりました。

ダイニングの天井には板を貼っていますが、
無垢板に丸い凹凸を付けたデザインパネルです。
北欧では伝統的なデザインの加工で
独特の柔らかい雰囲気があります。
部屋に入った瞬間に目に入る板張りは
3m以上の奥行きがあるため、
思った以上にインパクトがあり、
空間の印象も一気に変わりました。
さらに美しく見えるように高さの調整や
見切り材の納まりを現場で細かく確認しながら
大工さんに調整してもらっています。

先日、ご紹介した木製スケルトン階段の
無垢材の木製手すりも施工が終わりました。
板貼り天井とのコラボは一気に木質感が高まり
上質な空間に仕上がりそうです。

玄関には造作ベンチとその上に
幅広のニッチを造作しています。
どちらも無垢の板材を使用しているため
木の質感が高級感を生み出し、
空間全体を洗練された雰囲気に仕上げてくれます。

玄関から中を見るとリビングへと続く入り口に
アール状に加工した垂れ壁が目に入ります。
その横身は木製格子入りのガラス枠も計画しています。
これも仕上がると空間のアクセントとなり、
玄関からの印象を豊かにしてくれる予定です。

脱衣室にはガス乾燥機台と作業台、
可動棚収納を造作しています。
右側には床下エアコンを設置し
天井には物干しアイアンバーも
施工する予定です。
最近は脱衣室を出来る限り
フルに活用できるように
造り付ける内容が増えています。
家事を効率よく済ますために
必須の考え方かもしれません。

大工さんの造作が終わると
塗装屋さんが木部の塗装を行っています。
木製スリット手すりや建具の枠、
窓枠や巾木など木の部分に
塗装を行うことで仕上がった際に
全体の統一感が出るようになります。
シートが貼られた建材を使用すれば
手間も掛からず、作業も簡単です。
しかし、色味の違いや質感の差によって、
他の仕上げと違和感が出てしまいます。
その結果、空間全体の印象が
どこか安っぽく感じられます。
写真ではその違いが分かりにくいかもしれませんが、
実際にその空間に立つと、「何かが違う」と
感じられることが多いものです。
言葉で明確に説明できなくても、感覚的に
違和感を覚える方は少なくありません。
だからこそ、できる限り本物の素材を使い
質感や色合いを丁寧に揃えていくことが
大切だと考えています。
その結果、空間全体に統一感が生まれ、
長く愛せる住まいにつながっていくのではと思います。

外部では左官屋さんのシゴキ塗りも終わり
窓やガラリなどの周りにコーキングの施工を行いました。
来週には外壁の吹付け仕上げを行う予定です。
