神戸市東灘区のMS様邸では大工さんの造作工事が本格化しています。
![オーク3層フローリング](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2022/12/e848dd9f580ee0895120761129c5a3af.jpg)
床のオーク3層フローリングを貼り終えて
天井や壁の下地ボードを貼っています。
オーク3層フローリングは安定の綺麗な
木目ですが、すぐに養生しているため
完成時まで見る事ができません。
![小屋裏収納式はしご](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2022/12/95d4231efc2cf8137a7c0369cc9cc2a2.jpg)
小屋裏に上るための収納式はしごも
取付けが終わり、上り下りが簡単に
できるようになりました。
![小屋裏エアコン室](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2022/12/e31651c26783f37996d0711cf9cb25d5.jpg)
その小屋裏スペースには冷房用のエアコンを設置して
家全体をエアコン1台で冷房する計画です。
小屋裏エアコンの計画は極力
ダクトを使わずに冷房をする為に
高さ方向の空間を上手く使う必要があります。
その高さを確保するために
設計段階や構造計画の検討を
重ねてギリギリの寸法で設計しました。
そうすると現場で無理なく納まるので
あとは細かい調整を行っています。
エアコンを上手く働かせるために
他にもいろいろと検討することがあります。
![調湿気密シート](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2022/12/184a9c84b9c0b77e0a8bc1dc12e3583a.jpg)
その一つがこの調湿気密シートの使用。
小屋裏エアコンを行うとどうしても
この部屋が通常より低い温度になる為、
逆転結露の恐れがあります。
そこで特殊な気密シートを使用して
逆転結露と呼ばれる現象を防ぎます。
![天井断熱点検口](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2022/12/7b165d0ca69e1d1446387ea1983842b8.jpg)
また天井点検口にも非常に断熱性が高く
気密もしっかりと取れる性能の高い
物を使用しています。
地味で費用も掛かるため
軽視されがちですが、大事な部材です。
このような一つ一つの部材まで
気を配って、正しく施工することで
初めて性能が発揮できます。
ただ計算で高断熱な性能になっていても
現場の施工が間違っていたり、
細かい部材選定を間違うと
計算通りの性能は発揮できません。
計算値と実際は違うと言う事がないように
現場レベルでの管理や施工の気遣いは必須です。
来週には気密測定も行う予定です。
いつも通りの施工ですので
数値もそれほど違いは出ないと思いますが
少しでも改善することは行いたいと思います。