神戸市東灘区のMS様邸では気密測定を行いました。
![気密測定](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2022/12/a1c4377aedd859e206bc036fd3a6754a.jpg)
このような測定器で室内の空気を外に出して
家の中と外の気圧差から隙間の面積を割り出します。
その隙間面積を住宅の延床面積で割った値を
C値(相当隙間面積)で表します。
ですので、C値は小さいほど隙間が少なく
気密性能が高い家です。
一般的にC値は1.0を切れば高気密と言え
特に第一種換気24時間換気を行う上で
しっかりと家の中を計画通りに
換気することができます。
![気密測定結果](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2022/12/bc9eb75d21aacfeab85dc7120485b996.jpg)
これがMS様邸の測定結果になりますが
安定のC=0.2cm2/m2と言う結果でした。
正確には0.21です。
実は2回測定を行いましたが
1回目に0.25と言う結果で四捨五入の為
C値は0.3でした。
ただ少し気流を感じるところがあり
気になったので、その場所を気密処理して
測定し直した結果、0.04ですが改善しました。
この0.04の改善は数値上や体感上は
ほとんど影響はないかもしれません。
C値が0.3から0.2になりましたが
正直なところ0.5を切ると省エネへの
改善効果はあまりありませんので。
それでも、少しでも改善したくなるのが
技術屋であり、職人さんのプロ意識でも
あると思います。
またそういった小さな改善が行えるのも
気密測定を行う意味と言えるかもしれません。
過去の気密測定結果
![壁の下地補強](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2022/12/bfce92267cbbda14a2b7aa904401a201.jpg)
少し前の工程になりますが
収納の棚やカウンターが付く予定の所には
壁に木の桟を入れて下地補強を行っています。
この作業も地味ですが
しっかりと仕上げを行う為に大事な工程です。
![勾配天井板張り](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2022/12/1975ea81e820ab440abdc7845ea1d8bc.jpg)
これはリビング・ダイニングの勾配天井です。
下地の石膏ボードを貼ったあと
黒く塗装した板を貼りました。
ここまでは難しくないのですが
この後、木の桟を留めていきます。
その数70本ほど・・
しかも天井なので上を向きながらの作業は
考えるだけでも大変そうです。
と人ごとのように言ってますが
仕上がると印象がガラリと変わり
この家のフォーカルポイントになる事が
間違いない為、無理を承知でお願いしました。
それに文句ひとつ言わずにどう施工するか
考えてくれる大工さんには本当に感謝です。
大工さんの造作作業もこれから佳境を迎える為
しっかりと打合せを重ねてきました。