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造作階段と気密測定

神戸市垂水区のY様邸では大工さんの造作工事が進んでいます。

造作階段

造作階段の下側は
廻り階段になっていて
横面は木製スリット手摺を
造作する予定です。

階段板にはタモの
無垢幅ハギ材を使用しています。

階段造作2

この造作階段は大工さんが
現場で加工しています。
最近ではプレカットが
主流になっている為
大工さんによっては
この階段の造作が
出来ない人もいるようです。

いつもお願いしている大工さんは
私達が木の加工を多くお願いするので
この造作階段もお手の物です。

造作収納

他にもダイニングの造作収納も
施工を行っています。

こちらは天井までの収納と
カウンター収納を横並びで
造作していますが
全て現場での加工が必要な為
寸法などの確認を現場で行いながら
施工してもらっています。

造作ベンチ+造作テレビ台

リビングダイニングにかけて
つながるベンチとテレビ台も
造作してもらっています。

これらのカウンター材には
無垢の幅ハギ材を使用していて
美しい木目が空間に
潤いをもたらします。

気密測定

先日、気密測定も行いました。
この巨大なメガホンみたいな
機械で室内の空気を外に排出し
その圧力差を測定して
家の中にどれだけ隙間が
あるかを算出します。

ただ、この日は外の風の影響などがあり
エラーが何度も出てしまいました。

それでも何とか測定した結果が
最初、C=0.47cm2/m2でした。

これでも十分に高気密で
弊社の基準であるC=0.6cm2/m2以下を
クリアしていました。

ただ、最近の測定結果や
施工の状況からC=0.3cm2/m2
程度は出ると予想していましたので
現場の確認を行いました。

するとエアコン用の穴と
24時間換気の給気ガラリを
塞ぐのを忘れている事に気づき
穴を塞いで再測定。

気密測定結果

その結果がこちらで、予想通り
C=0.3cm2/m2でした。

Y様邸では外壁が仕上がって
足場のない状態だったため
外から穴を塞げなかった事が
影響しましたが
良い結果に落ち着きました。

大工さんを始め、職人さん達の
努力を正しくお伝えする事も
大事だと思っていますので一安心です。

大工さんの造作工事は
年末に掛けて大詰めを迎え
年明けには内装工事が始まる予定です。