西宮市のT様邸では断熱工事が終わり、床も貼り終えました。

壁の充填断熱には高性能グラスウールを
柱の間に隙間なく入れています。
この断熱材は高性能グラスウールでも
より密度が高く、断熱性能が優れています。
このように特に留めることもなく
自立した状態になるため
将来、垂れ下がったり
隙間が出来る心配もありません。

断熱材の充填が終わると
防湿気密シートを別貼り施工しています。
防湿気密シートは文字通り
湿気が壁の中に入らないようにする事と
気密をしっかりと確保することが目的です。
ですので、隙間なくシートの継ぎ目は
重ねて、しっかりとボードで押さえます。
さらに2階の梁を断熱材で覆って
防火と熱橋(断熱が弱くなる部分)を補強します。

壁の断熱が出来ると屋根に
セルロースファイバーを吹込みました。
吹き込む前に不織布シートを貼って
断熱材が落ちてこないようにしてから
ホースを入れる部分に穴を開けて
最後に穴をふさぎます。
しっかりとした厚みをパンパンになるまで
吹込むことで天井が暑くなるのを防ぎます。
この不織布シートの下から
もう一度、気密シートを貼って気密性も高めます。

小屋裏のロフトエアコン部分には
調湿気密シートを貼って夏型結露も
防ぐように施工しています。

断熱工事のあと、大工さんは
床のオーク無垢フローリングの
施工を行いました。
節の無い非常にきれいな
オーク材を使っています。
すでに床は養生されている為
全体が見れるのは最後になりますが、
上質な仕上がりになりそうです。

外部では左官屋さんが
モルタルの下塗りを行いました。
この上からもう一度モルタルを塗るので
しっかりとモルタルが付くように
わざと表面が粗く凹凸のあるように塗っています。
しっかりと養生期間を空けてから
2回目のモルタルを塗る予定です。