
ベージュインテリアの家
JR六甲道駅と阪神石屋川駅から徒歩圏内の角地に建つ家。アーチ型のニッチ、楕円形のテーブル、アールのついたソファが部屋全体を柔らかな印象にしてくれるシンプルでナチュラルなインテリア。許容応力度計算による耐震等級3を確保することでより安心な構造設計。燃費計算までしっかりと行って暖冷房エネルギーを算出。(Q1.0住宅レベル2)UA値0.28、Q値1.06、C値0.4の断熱気密性能を確保。

漆喰の塗り壁にオイル仕上げのオーク床、框扉デザインの木製キッチン、LDKの空間を彩るカシミアベージュのカラーウォール。キッチンとお揃いのカップボードと天井までのパントリー収納を造作して統一感を持たせた空間に。

柔らかな曲線を描くダイニングテーブルとチェアは高品質なオーク材。アームチェアは、テーブルに引っ掛ける事が出来るので、床の掃除がラクに。

南側には3階建ての住居が迫っていますが、プランの工夫により明るいLDKになりました。写真撮影時は未完成ですが、街中でも四季を感じられる庭を計画しています。
木製キッチンは、光の入り方によって淡いグレーにもアイボリーにも見えるペイントカラー。対面キャビネットは造作にし、A4サイズが入る奥行に。キッチンと同系色の塗装で仕上げて、統一感を高めています。

塗り壁特有の陰影が浮かび上がる間接照明をプラスして、夜はくつろぎのダイニングに。勉強や調理作業時などは、明るさと機能性・色温度を考え、用途に合わせた照明計画を行っています。
リビングの奥に設けたフリースペースは、お子様が小さいうちはお昼寝場所→小学校に上がるとデスクや本棚を置いてスタディコーナー→将来は、寝室として利用できるよう、可変性を持たせました。真鍮のブラケットやスイッチは、フォルムや素材感を楽しめるものを選んでいます。
ウォークスルークローゼットを通り抜けると正面に洗面台。手洗い横に配置した脱衣室は、ガス乾燥機用の造作台と既成のプラケースを計画しました。ハンガーポール・折り畳み台・スロップシンクも完備しています。

2階ホールには、美しい木目のタモ無垢材のスリット手摺を造作。空間に明るさと開放感が生まれるだけでなく、ロフトのエアコンの空気をうまく循環させ、家全体を快適にする役割も果たしています。

玄関ドアを開けるとゆったりと広い土間。ロードバイクやベビーカーを置くスペースとして計画しています。玄関→ウォークスルー収納→水回り→リビングへと回遊できるプランにすることで、帰宅時の流れがスムーズになります。