神戸市須磨区のH様邸では外部の工事が進んでいます。
![外壁の透湿防水シート](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2023/02/991dcf976b80dc2e3f01fed36f138754.jpg)
外壁には透湿防水シートを貼っています。
この防水シートは水は通しませんが
湿気を通す特殊なシートです。
さらに耐久性や耐紫外線性能
防腐防蟻剤に対する対抗性
破れにくさが優れています。
最終的な防水ラインになる為
出来る限り長い間
性能が発揮される物を使いたい。
仕上がると全く見えない部分で
安価な透湿防水シートを貼っていても
全くわかりませんが
家を長持ちさせるには大事な部材です。
![通気胴縁](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2023/02/810c3cd962e15cf2ae98b125ae959b0c.jpg)
続けて透湿防水シートの上から
通気胴縁(木の桟)を施工しました。
この通気胴縁の間を空気が流れる事で
壁の中の湿気が溜まらないようにします。
![軒天通気材](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2023/02/6f9da71f8eb1672fad1a0fed886fe471.jpg)
屋根裏の軒部分にも
通気用の部材(黒い部分)を
施工することで屋根裏との
通気をとります。
さらに屋根の一番高い棟部分から
排出する為の換気部材も設置しています。
全体の空気の流れを考えて
湿気や暑い空気を排出する構造です。
![防虫網](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2023/02/f66c113cff4865da8022de87d0073334.jpg)
写真ではわかりにくいですが
通気胴縁の一番下の部分には
虫やコウモリが入らないように
メッシュ状の金網を設置しています。
こういった細かい部材は
地味で目立ちませんが
家の耐久性に影響があります。
![高性能グラスウール](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2023/02/9ecd61feb934e7e20300ffedc8c506fb.jpg)
内部では大工さんが高性能グラスウールの
施工を行っています。
高性能グラスウールでも
より密度の高い物を使用している為
特に留め付けなくても崩れたり
倒れることもありません。
いつも通り壁の中に大工さんが
隙間なく丁寧に施工してくれてます。
![防湿気密シート](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2023/02/6d5474f7f75f863fefc4265642212074.jpg)
高性能グラスウール断熱材の施工が終わると
防湿気密シートを別張りしていきます。
気密シートを別で張ることで確実に
防湿気密を行います。
他にも細かい気密処理を行うことで
安定の気密性能が確保される事に。
構造材も含めてこのような見えない部分こそ
家の性能や耐久性を決める要素が
詰まっていますが、見えないので
一般の方が判断するのは難しい。
施工者の立場からすると
こういった部材の選定から手配
職人さんへの依頼など
結構な手間が掛かる為
出来る限り削りたい。
さらにコストにも反映されるため
コストを抑える為には
削りやすい部分です。
そんな見えない部分を
見極めるのは難しいですが
少なくとも力を入れている会社は
公開してたりします。
とポジショントークのようですが
少なくとも真剣に考えて
選んでいる物をしっかりと
お伝えしていくのは
大事だと考えています。