神戸市垂水区のT様邸リノベーションは内部の工事がほぼ完了しました。
![神戸市垂水区でフルリノベーション工事](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2024/03/00120b43e45af22bdbe39879a4966dbe.jpg)
外部では外構工事が始まりました。
外壁の杉板張りはグレー色の
自然オイル塗装を施した事で
経年変化も激しい変化ではなく
緩やかに変わっていく様子を
楽しんで頂けると思います。
![リノベーションの玄関ホール](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2024/03/76ba5ea8e9066b66e6e2c6611f985080.jpg)
床の養生をはがして
ハウスクリーニングも
終わりました。
後日、リノベーション前の
ビフォー写真も
ご紹介したいと思いますが
印象はガラリと変わりました。
階段の横にあるドアは
地下駐車場に下りて行く
階段とつながっていますが
その階段室は断熱が出来ず
半屋外のような環境です。
そこで室内側との
間の壁に断熱材を入れました。
ドアにも断熱材を挟んだり
ドアを閉めると自動的に気密材が下がり
ドア下部の隙間を埋める
特殊な気密材を使用しています。
![設備・照明器具付け](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2024/03/63b2bc89729ce32fc9971e39ff9b8ee8.jpg)
設備器具やコンセント、照明器具などの
取付けも終わっています。
特に設備器具については
好きな物を選んで頂いてますので
使い勝手や好みによって
施主様の嗜好が反映される部分です。
![2Fホールと寝室の畳敷き](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2024/03/d7ec88bd5bced98a7ab00293dd3fedcf.jpg)
2階ホールからの雰囲気も
大きく変わって
寝室には畳を敷きました。
この寝室からの景色は
山と海が同時に見れる
最高の見晴らしです。
目を覚ました時に
毎日、こんな景色を見て
過ごせる事は望んでも
出来ない事かもしれません。
そういう意味でも
非常に良い立地の家を
選ばれたと思います。
1階のLDKからの景色は
一見の価値があると思いますので
完成内覧会にお申込み頂いた方は
お楽しみ頂けると思います。
このリノベーションの大きな変化は
断熱や省エネ性能です。
![リノベーション前のQPEX](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2024/03/0fde6e43d6ac928b5962ac63b1453c2b.jpg)
こちらはリノベーション前の
断熱性能や省エネ性を
計算したものです。
壁や天井、床には
申し訳程度の薄い断熱材が
入っているだけで
窓はアルミのシングルガラス
気密性はほぼ無い状態でした。
UA値1.1でこの時代の家では
普通だった仕様ですが
2025年に義務化される
断熱基準(UA値0.87)にも
全然足りない数値です。
省エネ性も義務化基準に比べて
174%もの暖房エネルギーが
必要な家でした。
![リノベーション完了後の省エネ性](https://www.arbrehome.com/wp_cms/wp-content/uploads/2024/03/f7c514af951528ca85cc35a17dbdef30.jpg)
そんな家を断熱リノベーションした結果
このような数値に改善されました。
計算結果はUA値0.32で
義務化される断熱基準の半分以下で
ZEH基準(UA値0.6)どころか
断熱等級6(UA値0.46)も大きく
上回る断熱性能になりました。
特に大きいのは軽量鉄骨の
致命的な弱点である
鉄フレームの外側に
付加断熱を行ったことで
改善を行えた事です。
省エネ性も義務化基準に比べて
44%程と半分以下の
暖房エネルギーで
済むようになります。
これは弊社で建てる新築住宅と
比べても遜色ないレベルで
窓の位置や大きさが触れない分
省エネ性の改善は少し難しかったです。
それにしてもここまで改善するのに
大変なのは壁や床、天井の仕上げの
裏側の作業で、見た目に影響が
出ないのは悔しくもあります。
そんな断熱フルリノベーションも
完成内覧会を開催させて頂きますので
ご興味のある方はぜひお越しください。