吉野杉香るナチュラルハウス
JR垂水駅から徒歩圏内の準防火地域に建つ家。3間間口の細長い敷地の中に、収納と動線の工夫や明るい光を取り込む工夫により暮らしやすさを考えた総二階(延床面積32坪)の注文住宅。ヨーロッパ漆喰や品質の良い無垢材でつくられた内装は、香りにも癒される健康住宅。南面に出来る限り大きな窓を取ることで冬の日射をしっかりと取り込み、少ない暖房負荷で暖かく快適な室内に。耐震等級3、Q1住宅 レベル1、UA値0.42、Q値1.22、C値0.2（0.16）
吉野杉フローリングの清々しい香りと落ち着いた配色が心和むインテリア。玄関土間から繋がるリビングとファミリークロークへの2way動線を計画。玄関とLDKをドアで間仕切らなくても冷気が気にならないのは、高断熱高気密の家ならではのメリット。
明るい木肌が美しい無垢パイン材のナチュラルなキッチン。ダイニングと横並びのキッチンは配膳や片付けの際の動線が良く、共働きのご夫婦に好評の配置です。キッチンの立ち上がりを設けて、一部を堀込み収納に。
ハイサイドライトと吹抜け窓からの採光により、奥まったキッチンも明るいスペースに。カップボードとキッチン前の天板は無垢材を使用して統一感を高めました。カップボードの横は、ハイドアのパントリー収納。
キッチンのシンク下は、45Lのダストボックスを3つ並べて。ペニンシュラキッチンのサイドの壁をタイル張りに。掃除がしやすく汚れが目立ちにくい落ち着いた色艶が特徴のタイルは、空間のアクセントにも一役買っています。
キッチン対面側にはA4サイズが収まる奥行の造作収納を計画。子供の学校関係のファイル類・文房具の他、救急箱や来客用の食器など様々な物を片付けしやすい。
広々としたトイレは、間接照明とペンダントライトの灯りにも癒される空間。トイレットペーパーのストックをそのまま収納できるようカウンター収納を造作しました。洗面化粧台は、ボウル一体型の洗面カウンターと木製キャビネットを造作したオリジナル。３面鏡の鏡裏にもしっかりと収納できます。
洗面室に木製の室内窓を設けて視線の抜けを作りました。洗面台の一部に貼ったタンバリンタイルが間接照明に照らされ、レリーフがふっくらと浮かびあがります。
吹き抜け窓から明るい光が入る2階ホール。木とアイアンのスリット手摺が光と空気循環を妨げず、明るさと開放感を演出します。ゆったりとした2Fホールには本棚と納戸を作り、各居室とトイレ、完全個室の書斎を計画しました。
白い外壁に木製高断熱玄関ドアのシンプルな外観。2way動線のひとつは、玄関土間と繋がる大容量のファミリークローク。帰宅後は、ここで身支度を済ませて行き止まりのない回遊動線で水回りにアクセスができます。
玄関ポーチや掃き出し窓とつながるウッドデッキは耐久性の高いアイアンウッドを使用。道路からの目線を遮る木製フェンスにより、家の中からも庭の様子や木々の成長を眺めて楽しめます。